フィリピンに違法な送金をする「地下銀行」を営んでいたとして、神奈川県警国際捜査課は20日、銀行法違反容疑でフィリピン国籍でパート従業員のアルコサ・ルズビミンダ容疑者(44)=横浜市緑区三保町=を逮捕した。同課によると、一部容疑を否認している。
同課の調べでは、アルコサ容疑者は銀行業の免許がないのに、5月25日から6月11日にかけ、顧客2人から現金計11万8000円を受領。手数料8000円を除いた11万円をフィリピンの顧客の家族に送金した疑いが持たれている。
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同課によると、アルコサ容疑者の郵便貯金口座には平成21年1月から23年9月にかけ、41人から延べ305回、計約1450万円が振り込まれていたという。
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顧客は県警の調べに対し、「今は円高なので、送金すればメリットがあると思った」と話しているという。
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