シアトル・マリナーズのイチロー外野手はこの日、敵地で行われたミネソタ・ツインズ戦に1番ライトで出場すると、4打数1安打、3三振で、打率を.309に下げた。試合は、4安打に抑えられたマリナーズが、0対4で完封負けしている。
マリナーズはこの日、相手先発のケビン・スローウィ投手に、ほぼ完璧に抑え込まれた。スローウィは初回、先頭のイチローが見逃し三振に打ち取ると、やや広目のストライクゾーンを利用しながら両コーナーにボールを散らし、マリナーズに的を絞らせなかった。
イチローは3回の2打席目も見逃し三振。1打席はボール球をストライクと判定されたが、今度は内角いっぱいだった。イチローは、6回の打席でも三振。カーブとチェンジアップで追い込まれたあと、最後は外角低めのカーブを振らされている。1試合3三振は、今季3度目。しかし、4打席目は代わったホセ・ミハレス投手からレフト前ヒットを放った。
イチローは7月を118打数29安打で終え、打率は.246。月間サイクルとしては、2008年9月以来、初めて3割を割っている。
マリナーズは7月を6勝22敗で終えたが、これは、やはり月間サイクルで見た場合、チームワーストタイだそう。1977年8月に6月22敗と大きく負け越した記録が残る。
なお、メジャーはこの日がトレードデッドラインだったが、マリナーズは動かなかった。候補としては、デービッド・アーズマ、ブランドン・リーグ両投手、ホセ・ロペス三塁手、チョーン・フィギンズ二塁手らの名前が挙がっていた。
チームはまた、この日の試合前にレンジャーズからクリフ・リー投手とのトレードで獲得したジャスティン・スモークをマイナーに降格させている。スモークはマリナーズに加入してから、16試合で打率.159、2本塁打、5打点、4得点と不振だった。
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