2日午前2時ごろ、民主党の三宅雪子衆院議員(45)が東京都港区白金のマンション4階の自宅ベランダから地面に転落した。三宅議員は病院に搬送され、腰の骨を折る全治約1カ月の重傷で入院した。意識ははっきりしているという。
事務所によると、三宅議員は1日、仕事を終えた後、午後10時ごろに帰宅した。「ご迷惑をお掛けして申し訳ない。一日も早く復帰したい」と話しているという。2日の衆院本会議は欠席する予定。
三宅議員は共立女子大を卒業後、フジテレビに約20年間勤務。09年の衆院選で自民党の福田康夫元首相への「刺客」として、群馬4区から立候補。小選挙区では落選したものの、比例代表で初当選し、現在1期目。
野田佳彦財務相は2日午後、衆院本会議で、10年度補正予算提出に伴う財政演説を行い、「厳しい経済情勢に対応し、景気回復を確実にするため、一刻も早い成立が必要」と早期成立への協力を野党に呼びかけた。
野田財務相は、景気の現状について「海外景気の下ぶれ懸念や為替レートの変動などにより、景気がさらに下押しされるリスクが存在する」と指摘。新成長戦略や雇用対策などを柱とした総額5.1兆円規模の経済対策を補正予算に盛り込み、「切れ目のない迅速な政策対応によって、デフレ脱却と経済の好循環を確かなものにしていく」と強調した。
補正予算案が成立すれば、10年度予算の総額は96兆7284億円になる。
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