柿の産地として知られる福岡県うきは市と、毛ガニの漁獲量が日本一の枝幸町が31日、友好都市提携を結んだ。 民話の「さるかに合戦」にちなんだ縁。 合併前の旧浮羽町が民話にちなんでカニの特産地との交流を求め、1995年から旧枝幸町との交流を開始。両町とも合併後、新市、新町が交流を引き継いだ。 うきは市民センターで行われた提携式に、枝幸町からは荒屋吉雄町長ら約30人が参加。怡土(いど)康男市長と荒屋町長が「産業、教育、文化など諸分野における交流を通じて相互の理解と信頼を深める」とする提携協定書に署名した。 その後、特産品を交換し、怡土市長がカニのお面、荒屋町長が柿のお面をかぶって握手を交わした。 この日は、同センター近くで「うきは祭り」が開幕。枝幸町の訪問団は露店でカニ汁を100円で振る舞ったり、特産のホタテやイクラを販売したりした。
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