北朝鮮の核問題を巡る米朝協議のためにボズワース米北朝鮮政策特別代表が訪朝した場合、米国が日韓などに「6者協議の枠内での動きだ」と説明しても、北朝鮮は、異議を唱えないとの考えを10月31日までに米国に伝えた。6者脱退を主張する従来の姿勢からみれば軟化だが、米朝協議後に6者協議に直ちに復帰するとの確約は与えておらず、米政府は判断を保留している。 複数の6者協議筋が、米政府による説明として明らかにした。訪米している北朝鮮外務省の李根(リ・グン)米州局長が、米国のソン・キム6者協議担当大使との接触のなかで、こうした考えを伝えた。ボズワース氏が訪朝した場合、金正日(キム・ジョンイル)総書記の最側近の一人、姜錫柱(カン・ソクチュ)第1外務次官が対応するとの考えも米国に示した。
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