zhaohua9
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今回紹介するゲーム版は、1993年1月にアイ・ジー・エスから発売されたもの。
ゲームの内容は、プレデターを操り道中に出てくるエイリアン達を倒しながら、敵を倒した時に入手するアイテムを拾いつつステージの最後に待ち受けるボスも倒して次のステージに進むもの。
早い話、『ファイナルファイト』に見られるベルトアクションで、パンチやキックはもちろん投げ技もあれば、ジャンプや攻撃とジャンプのボタン同時押しの技も用意されている。 部族のエリア
特殊技として、ショットボタン(Xボタン)を溜めて押すことでショルダーキャノンが撃てたり、右上のゲージを最大まで溜めれば画面全体に効果があるサンダーキャノンを撃てる。
ただ、使用すると体力を消耗するし後者については威力こそ高いものの体力の減り方が大きく、溜めること自体襲い掛かるエイリアン達に対処できずためがあまり出来ないため、使う機会があるとすれば『GO』と出ている間と乗り物で移動する間で溜めることぐらいか。
むしろアイテムのほうが、出やすい飛び道具のブレードディスクやスピアを優先して使える。
そんなアイテムは、2種類の飛び道具に加えてこの手のゲームに必須の回復アイテムや、得点扱いのエイリアンの頭蓋骨に光学迷彩が登場する。
回復アイテムも登場するが、たった2種類なのかその登場頻度がなぜか少なく、特に序盤においてはその頻度がかなり少ない。
それは、ステージクリア後での体力回復が無いこのゲームにおいて致命傷で、オプションで残機を最大9にしてもまだ足りないほど体力回復の乏しさが出てしまっている。
プレデターでおなじみの光学迷彩にしても、見えなくなることでほぼ無敵になるのはいいのだが、点滅しないためプレイヤーにも見えずわからせるために緑をつけるだけで、無敵という特徴を大幅にそいでしまっている(どこにいるか探すために時間が無駄になるため)。
プレデターについても、特殊技の旋風脚やダッシュして出すスライディングの性能はいいのだが、ボタンの操作が重くエイリアンに袋叩きにあうことが多い。
旋風脚にしても、体力が減らない反面完全無敵というわけではなく、潰されることもしばしばあり先述したボタン操作の重さもある。
加えて、エイリアンの性能がなぜか中途半端に高く、それを裏付けている攻撃範囲の広さが広く、エイリアンゆえのトリッキーな動きでプレデターを翻弄させる。
ボスについても同様で、多少パターンにはめなければあっさりとやられる場面が多く、開発スタッフこそ日本人で占めているものの作風と不条理な難しさゆえに、洋ゲーの雰囲気が出ている。
だったら2人プレイならそんなことをせず楽かといえば、このゲームは1人専用で同時プレイがあるとすれば対戦、それも1Pがプレデターで2Pがエイリアンという微妙なところだ。
体力ゲージは、エイリアンがかなり高くゲーム本編にある体力こそ高い反面、防御がかなり低いということがなく不気味だがタフという微妙な扱いを受けている。
対戦といっても、ボスのエイリアンを扱うことが出来ずエイリアン同士もプレデター同士の戦闘すらできないので、明らかにこれは蛇足というほか無い。
ゴス(goth)スタイル作品
その分、パターンにはめれば体力が少なくても勝利することが可能で、ラスボスですらパターンにはめれば勝てることが出来る。
その要因が旋風脚とスライディングで、欠点はあるもののやはり強力であることには変わりはなく、ボスを的確に倒すにも2つの技が欠かせず、それがなければ間違いなくクソゲーだろう。