zhaohua9
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惜しかったー。絶対にいけると思ってたのに。もっかいやりたい。今度こそ。
ソマーリオ
かなり原作に忠実で、原作ファンはにやりとするアイテムも勢揃いしている。イベントは実際にあった重要なシーンばかりである。
しかし、ここはクニッツィアである。味付けが非常にドライなのだ。
確かにたくさんの人物、アイテムなどが登場するが、特殊能力といった類はなく、どのカードも能力に遜色はないのだ。例えばアルウェンと馳夫さんはワイルドカード2つというまったく同じ能力だし、つらぬき丸もワイルドカード1つだけなので、普通のカードよりちょっとだけ便利というだけでほとんど変わらないのだ。
こういったキャラクター物には、キャラクターだけにしかない理不尽な特殊能力がファンを満足させるとわしゃ思っている。こいつとこいつなら絶対にこっちの方が強いとか能力を見ているだけで楽しめないと駄目である。このゲームはシステムが完成されているのだが、そのキャラクターゲームの理不尽な良さというのがまったくないのだ。逆に対決ではそれが上手く盛り込まれていた。 指輪物語
とはいえ、昔アメリカがいくつか作った事のある協力するボードゲームをドイツが作ったらこんなボードゲームになりましたという見事な手本となった。
勝ち負けのバランスが難しいのか、ほとんどこのタイプは出てこなかったが、最近、キャメロットを覆う影というのが出て、あちこちで人気を博している。
この指輪物語は、なんせバランスが見事である。もう、終始、へろへろ、はらはらで、ぎりぎり成功させる事が出来るか、出来ないかという感じに仕上げている。いきつく暇はまったくないので、指輪ファンなら持っていて絶対に損はない。ルールは若干ややこしめに感じるだろうが、知ってる人が一人いれば、ルールを把握しなくてもゲーム出来るのがいい。
今度拡張を入れてやってみようと思う。このゲーム、ヤフオクなどで1000円くらいで買えるという叩き売り状態なので、かなりお得である。わしゃ、保存用にもう1つ買うといたくらいだ。指輪物語ロードオブザリング ドラゴン
ただこのゲーム、多人数でやった方が徳タイルやシールドを集めにくくて難しいように感じるんやけどなあ。5人でやった時の苦しさは二人では感じられんかった。
こちらで、クニッツィアの開発秘話が訳されています。ゲームデザインに興味のある方は是非一読をお勧めします。