千葉県松戸市のマンション2階の自室で千葉大園芸学部4年の荻野友花里さん(21)が殺害され、放火された事件で、室内からこの部屋の鍵が見つかっていないことが捜査関係者への取材でわかった。県警は犯人が施錠して、持ち去った可能性が高いとみて調べている。
捜査関係者によると、これまでの捜査で、荻野さんが自分用の鍵以外にもスペアの鍵を作っていた可能性が高いことが判明した。しかし、室内を検証した結果、いずれの鍵も見当たらないという。
関係者によると、玄関ドアには異なる鍵が必要な2カ所の鍵穴があり、それ以外に暗証番号を押す必要のある錠も備えられているという。
県警の調べでは、火災が発生して、消防隊が到着した際は玄関ドアは施錠されていたが、ドアチェーンはかかっていなかった。一方、ベランダの窓は無施錠で出窓が開いていたという。
また、荻野さんの遺体には首と胸の刺し傷以外に、首の周りにストッキングが焼けた後のようなものが付着していたこともわかった。
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