zhaohua9
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あれから二ヵ月、悪夢の夜から生還した少女は事件のトラウマに悩まされる日々を送っていた。
或夜、少女の家に突然かかってきた無言電話。嫌な予感がする。部屋をあてどなく歩き、ふと冷蔵庫を開けると、
中に入っていたのは、自分があの夜切り飛ばした、パメラ・ボーヒーズの首。
立ちすくむ少女の後ろから、第二の殺人鬼が忍び寄る。
少女の失踪から5年・・・・・・、クリスタル・レイク周辺にはよからぬ噂が流れている。
湖で溺れ死んだはずのジェイソンが、生きているのだと言う・・・・・・。
感想 前作のサスペンス要素は成りを潜め、殺しを前面に押し出した作りになっている。
本作でジェイソンはズタ袋を被ったKKKのような格好をしているが、これはこれで趣があってよい。
まだ人間らしく(怪物じみていないという意味)設定されている点もリアルで好きだ。
印象的な殺害シーンが多く、何気にカメラワークに凝っている。
ジェイソンの母親に成りきって諭すシーン、またテーブルに母親の首が祀られているシーンは
ジェイソンの幼児性と異常さをよく表現している。 映画仮面
とりあえず驚かしておこう、というラストが気に食わないが、それ以外は綺麗に纏まっていると思う。
余談で真っ先に死にそうなお調子者が生き残ったのは(途中から全く出てこなかったが)意外だった。
感想 ジェイソンママの怪演が見物。鬼気迫っていて、気の違いっぷりにゾクゾクくる。はっきり言ってジェイソンより怖い。
息子の人格と入れ替わってしまうシーンは「サイコ」のノーマン・ベイツを彷彿とさせる。
殺害者数は少なく、その分インパクトに拘った見せ方している。サスペンスとスラッシャー半々と言った構成か。
ジェイソンママの首が飛ぶシーン、危機を乗り越えた少女に後ろからジェイソンが襲い掛かるシーンが秀逸。
スローで流れる映像、細部まで凝ったメイク、優しい曲調から一気にチェロを使った激しい曲調へ。
『13日の金曜日』シリーズは全般的に驚かせるという点を重視していて、そういう意味での音の使い方はかなり上手い。
子供騙しと思うかもしれないが、音と動きはホラーの基本。
ここがしっかりしていると、見ている方はすんなり映画に入って行けるし恐怖心を煽られる。
逆におざなりだと、展開や演技の欠点が目につきやすくなってしまう。
話の内容的に考えさせられるものはないが、スラッシャームービー、ショックムービーとしては間違いなく名作である。
13日の金曜日 殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズ(Jason Voorhees)マスク