ニューヨーク・ジャイアンツが、かつてはチームの主力で活躍も現在は刑務所暮らしのワイドレシーバー(WR)プラキシコ・バレスの獲得に興味を持っていると地元紙『ニューヨーク・ポスト』が報じている。これは、バレスが近日中の出所が見込まれているためだ。
32歳のバレスは、2005年から2008年にかけてジャイアンツに所属し、2007シーズンにはエースWRとしてチームのスーパーボウル制覇にも大きく貢献したが、2008年11月にナイトクラブで銃を自らの脚に誤射し、残りシーズンを欠場。そしてこの時の銃が免許の期限切れの不法所持だったことなどから昨年8月に2年間の収監という実刑判決を受けた。また、ジャイアンツには同年4月の時点で解雇されていた。ただ、刑務所での模範的な振る舞いから刑期が短縮され、今後2、3週間以内に釈放されると見られている。しかし、釈放されても、ロジャー・グッデル・コミッショナーから何らかの処分を科せられると見られている。
現地4日、ジャイアンツのジェリー・リースGMは、同紙の取材に「バレスについて調査を行っているのか確かだ」と、獲得を検討していることを認めている。そして「バレスは刑務所に入った時、(出所後)NFLに復帰して活躍したいと思っていると述べていた。彼のような身体能力があれば、それは可能だ。数年間試合から離れた後、再び同じ力を取り戻すのは難しい。しかし、もしそれが可能である選手がいるならば、その人物はバレスだと思う」と、バレスの才能を高く評価している。
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