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職員たちは防疫に細心の注意

口蹄疫(こうていえき)のため、5月17日から閉園していた宮崎市の市フェニックス自然動物園が8日から営業を再開する。この3カ月間、職員たちは防疫に細心の注意を払い、園に届く励ましのメールや手紙が心の支えだった。夏休みに入り、動物たちとの再会を待ちわびる子どもたち。飼育員たちは再開へ向け、最後の準備に追われている。  「こんなに長くお客さんが来ないのは動物にとっても初めて。開園したら『元気だった?』と声をかけてやってください」と飼育課主任の甲斐のぞみさん。閉園後、ミーアキャットは見張り台に上らなくなり、子供たちが通りかかると物陰から出てきたトラやライオンもじっと横たわる時間が増えたという。  園内にはキリン、ヤギ、ブタ、シカなど口蹄疫に感染する恐れがある偶蹄(ぐうてい)類14種約140頭がいる。4月20日、口蹄疫の1例目が確認されて以来、園は防疫に万全を尽くした。しかし、年間30万人が訪れる行楽スポット。いつ感染するか分からない。ついに閉園を決断した。  あれから約3カ月。約20人の飼育員は、外部の人と接触するたびに、多い日で1日4回も服を着替えた。  「100倍に薄めた酢でうがいしてマスクをする」「餌の野菜を加熱処理する」。全員で案を出し合い、ノートに記した防疫対策は日ごとに増えた。  「生きた自然学習の機会を提供するのが私たちの仕事。とにかく感染を出してはいけない、の一心でした」と甲斐さん。  影響は私生活にも及んだ。プライベートでも人との接触を避け、買い物も人が少ない夜遅くにスーパーに行った。休日も家でじっと過ごした。  支えは子どもたちやファンからの手紙やメールだった。3月末に生まれ、一時衰弱していたライオンの赤ちゃん2頭を気遣い、「大きくなりましたか? 口蹄疫に負けないで頑張って」と心配する子どもからの手紙も届いた。「元気ですよ」と飼育担当が赤ちゃんライオンの写真を添えて返送した。7月27日、非常事態宣言が解除され、再開の日が決まると次々にお祝いのメールが届いた。  出口智久園長は「何とか再開することができそう。7月末にチンパンジーの赤ちゃんも生まれたので、皆さんに可愛がってほしい」と話している。
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