zhaohua9
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今回は謎の 頭蓋骨をめぐって簡単に紹介してきた。 掲載した写真については今までの情報を元に考えて ぜひ謎解きを楽しんで欲しい。 先ほど紹介したように1枚の写真から判定することは困難であるが、 顔面部はヒトに近い骨格といって良いだろう。 特に注目して欲しいのは下顎部で、 下顎の角部の部分はヒトとほとんど差異がないと考えられる。 このようにこの骨格は頭蓋骨が大きいものの、 ヒトの骨格である可能性が考えられる(現在人とは異なる部分もある)、 そのため、何かの影響でこのようになったと考えることが 出来るが、考えるうえで重要な一つが疾病との関係である。 遺伝子異常などでは特徴的な骨格の特徴がみられ、 古代人における、このような研究分野は古病理学といわれている。 特に外傷、腫瘍、結核や梅毒などの感染症は骨格に影響を 及ぼす場合があるので重要であり、全身的な Histiocytosis X、軟骨無形成症、水頭症などは鑑別によって診断されることがある。 また、当時の風習などを考慮して考えることも必要で、 骨格や成長に影響を及ぼす風習としては一般的に 首長族と呼ばれている民族などが有名である。 この民族では成長に伴ってリングをくびに重ねていき、 結果的に首が長くなる。 このように、成長の段階で持続的な影響を与えることによって 骨格の変形が観察されることがある。 今回出土した当時の風習をみるとシャーマンなどが 活躍しており、宗教的な理由から、布などで変形 させたと考えられる。 今回紹介した写真以外にも様々な謎の頭蓋骨が存在するが、 中には宇宙人や神と関連して考える人々も数多くいる。 個人的にこの考えについては否定するつもりは無いが、 最後に今回はこの言葉で締めくくりたい。 古代人は神や、限りなく続く未知の宇宙に日々思いをめぐらせ、 現代人以上に豊かな感性があったということを。 部族のエリア