毎年恒例となった「東京ゲームショウ」の開催がいよいよ来月に迫った。多数の新作ゲームソフトが登場して業界が盛り上がる年末シーズンに備え、家庭用ゲーム機の購入を検討している人も多いだろう。
メーカー間の競争の激化により、家庭用ゲーム機は相次いで値下げが実施され、新品が買いやすくなった。秋葉原や郊外の中古ショップでは中古品も購入できるが、価格や状態を考慮するとあえて中古品を選ぶ理由はないように思える。だが、パソコンや携帯電話と同様に、家庭用ゲーム機でも中古品は見逃すべき存在ではないと白石氏は語る。
家庭用ゲーム機の中古品を購入する際の着目点や注意点を中古ショップに取材した。
しばらく続いていた品薄感が解消し、中古品は低価格化が進んでいる
これまで、家庭用ゲーム機の中古品は新品と比べてそれほど安くはなかった。特に、ニンテンドーDSシリーズやプレイステーション・ポータブル(PSP)などの携帯ゲーム機は高値安定の傾向が強く、新品と比べて1割前後しか安くならないことも多かった。量販店のポイント還元(ゲーム機の場合は5%前後)を考えると、あまりお買い得とはいえなかった。
だが、需要が一巡したことや、以前のような品薄感が解消されたことで、中古品の低価格化が進んできている。新品の価格がたびたび値下げされていることも、こうした動きに拍車をかける要因となっている。任天堂の主力携帯ゲーム機「ニンテンドーDSi」の場合、1年前の中古価格は1万5000円前後だったのに対し、現在では1万円前後にまで下がった。
PR