zhaohua9
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指輪物語の世界には3種類の神がいる。
最も高位にあると考えられるのは、「エル」(エルフたちは「イルーヴァタアル」と呼ぶ)である。この世界のそもそもの創造神であるが、世界創世以外の場面で姿を現すことはほとんどない超然とした神である。キリスト教のヤーウェというよりはむしろ、北欧神話のイミルやギリシア神話のガイアなどを想起すべきなのかも知れない。
次に、ヴァラールと呼ばれる神々がいる。エルによって創造された神々で、ふつう「神々」と言えばヴァラールをさす。というのは、この世界の創造そのものに関与し、細部を整え、今ある姿にしたのはこの神々だからだ。合計15人(指輪物語の時代には、そのうち1人が追放されこの世にいないため14人)いて、それぞれ司るものがある。ヴァラールはかなり人間的な性格を有しているらしく、ギリシア神話の神々を思わせるところがある。
最後に、マイアールと呼ばれる下級神たちがいる。ヴァラールと同様にエルによって創造され、ヴァラールのいわば手足となって働く実働部隊である。ヴァラールよりもずっと人間に近い存在で、その地位を隠してこの世界に来ていることもある。指輪物語には多くのマイアールが説明もなく登場する。ガンダルフやサルマン、バルログやサウロンなどはみなマイアールである。指輪物語ロードオブザリング 浮き彫り壁掛け
トム・ボンバディルとゴールドベリもマイアールであるらしい。