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南アＷ杯日本代表ＤＦ内田篤人（２２）が今季から所属するブンデスリーガ・シャルケに、スペインリーグ・Ｒマドリードの元スペイン代表ＦＷラウル・ゴンサレス（３３）が加入することが１９日、濃厚になった。条件面で基本合意し、今月末にも発表される予定。１８日の練習試合に主力組で先発した内田にとって、世界的ＦＷとの共演は成功への大きな後押しになりそうだ。
開幕スタメンへ、内田がまた一歩近づいた。オーストリア・イルドニンク合宿で行われた１８日の練習試合・ビアウィストク（ポーランド）戦に主力組の右サイドバックで先発すると、元ドイツ代表ＤＦメツェルダーらと好連係を披露。得点にこそ絡まなかったが、前半４５分間の出場で安定した守備と攻撃参加をみせ、１－０勝利に貢献した。
これで２試合連続の主力組での先発。「内田を獲得できてよかった」とマガト監督も合格点を与え、８月２１日の開幕・ハンブルガーＳＶ戦（アウェー）での先発デビューへ大きく前進した。 エイリアン vs プレデターテーマ灰皿
そんな内田に、頼もしい助っ人の存在も明らかになった。スペインの伝説的ＦＷラウルがシャルケと年俸４００万ユーロ（約４億４０００万円）の２年契約で基本合意したというのだ。同監督は「彼はこのクラブに加入するだろう。ラウルが来ればＣＬはより簡単なものとなる」と地元メディアに説明した。
関係者によると、レアル一筋でプレーしてきたラウルが、愛するレアル退団を決断し次第、最終合意に達する。すでに始まっているレアルの合宿には不参加で、レアル側から今月２６日までに決断することを求められている。マンチェスターＵ、ブラックバーン（イングランド）なども興味を示していたがこれらのオファーは拒否。シャルケ移籍か残留かの二者択一に絞り込んでいるという。
「環境も変わるし、追究してもっといい選手になりたい」という内田にとって、欧州ＣＬ最多の６６ゴール、スペイン代表最多の４４ゴールなど世界を舞台に活躍してきたストライカーの存在は最高の“教材”。頼もしい助っ人を得る日本の右サイドバックが、１４年ブラジルＷ杯へ飛躍を遂げる。