zhaohua9
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この拙文を書いている現在「老生」はイギリスに滞在している。今回の訪英はパートナーと会ってビジネス上の相談をすると同時に、この機会を利用して歯医者に通うことである。
そういう次第で「老生」はイギリスの新聞を読むことになる。本日(2月12日)のタイムス紙に面白い記事を発見した。ヒト・ゲノムに関する記事である。早速引用することを許されたい。
「皮膚の色によって人種間に肉体的あるいは精神的に差異が存在するという考えはゲノム地図の解析によって完全に否定されることが判明した。
「科学者によれば、地球上の全てのヒトの遺伝子は99.99%まで全く同じであり、皮膚の色の相違よりも人種間の相違の方が大きいとのことである。
「むしろ同じアフリカの黒人間の相違に注目すべきである。コーカシア人とアフリカ黒人との違いは同じアフリカ人同士の相違より少ないのである。
「同様に、中国人とコーカシア人との相違は東アフリカ人と西アフリカ人とを比較した場合より少ないので、比較自体が意味がない事になる。
「この発見は民間のゲノム研究会社セレラ社によって発表されたものであるが、同社の代表者であるクレイグ・ベンター氏によれば、同社では4つの人種を選択して、皮膚の色は科学的見解からすれば全く意味がないという長年の疑問に応える試みをした由である。
「この分野ではまともな学者であるならば人種というものが科学的には意味がないと考えてきたとベンター氏は言う。社会的な意味で人種の特徴というものがあるにせよ、遺伝的には全く意味がないと。
「セレラ社では、5名の人々を比較した由。即ち、アフリカ系一名、中国系一名、メキシコ人一名、コーカシア人二名の合計5名である。『アメリカ在住のエスニックを比較したかったのだ』とベンター氏は言う。
「『しかし遺伝子に関する限り従来の人種の概念は全く当てはまらない。ある人物の遺伝子を研究してその人物の人種を当てることは不可能である』と同氏は言う。
「その結果として人種という概念について世界的に議論が広がることになろう。特に、特定のエスニック・グループが何か特定の分野において優れているかいないかという議論は全く不合理であることが明らかになりつつある。
「一例をあげれば、黒人がオリンピックで黒人が運動能力において優れているとする一部の研究者の議論である。ゲノム研究者によれば皮膚の色と運動能力の間には関連性はないとされる。コーカシア(白人種)Caucasian 1:1人間頭蓋骨 レプリカ
何と素晴らしいニュースであろうか!これこそ人種差別の無意味さを示す初めての科学的証拠ではないだろか?われわれ人間はすべて99.99%まで同じなのだ。とすると人種差別は正当化される筈がないではないか?人すべて兄弟姉妹であり、母親であると同時に父親でもあることになる。皮膚の色などは全く関係ないのである。
一方、これは人間の肉体的な部分での議論に過ぎない。人種差別というものはむしろ人間の『心の中』の問題である。例えば、愛とか憎しみ、宗教などである。この分野では遺伝子は恐らく無関係であろう。 頭蓋骨
異常に攻撃的ですぐ暴力を働くような人々に対する対策として「老生」に考え付くのは、こういった人々にはテストステロンのレベルを下げることしかないのではないかという事である。現代の優れたテクノロジーによればテストテトロンを下げるのは簡単に違いあるまい。これは「老生」博士の考えである。
なおテストテトロンとは男性ホルモンであり、これが多すぎると攻撃的になるし、逆に少なすぎるとホモになることが多いらしい(『何故男は人の話を聴かなず女は地図を読めないか』の著者による・・・