zhaohua9
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アングマールの魔王は、冥王サウロン配下の不死の魔物、9人の指輪の幽鬼の首領である。かつては魔の国アングマールの支配者であり、その国自体が滅びた後も「魔王」として語られている。
個性のない影の集団として描写される指輪の幽鬼たちの中で、唯一外見でそれとわかる存在であり、エオウィンと戦ったときには冠をいただいていた映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』では、鎧で全身を固めていた。指輪物語 アングマールの魔王 Witch-king of Angmar 半身鎧像
かれの力は幽鬼の中でもひときわ強大であり、手にする短剣「モルグルの刃」は小さな傷ひとつで敵の命を奪う。
破城鎚グロンドでも突破し切れなかったミナス・ティリスの城門も、魔王の呪文により凍りついて砕けてしまった映画『王の帰還』ではグロンドだけで城門の突破に成功しており、魔王は関与していない。
アングマールの魔王は、かつては黒きヌーメノール人の王であったといわれる。第二紀に、かれは領土の統治を助けるためにサウロンから九つの力の指輪の一つを与えられた。そして、他の8名と同様に指輪の幽鬼へと変えられてしまった。かれは幽鬼の首領となり、サウロンの第一の臣下となった。
第三紀1300年ごろ、北方王国アルノールのさらに北にアングマールの国が興り、凶悪な人間やオークを集めてドゥーネダインたちをおびやかし始めた。
指輪の幽鬼の首領は、守りの堅い南方のゴンドールよりも、アルセダインとリュダウアとカルドランの3つに分裂した北方王国のほうがくみしやすいと見て行動を開始したのだが、魔王の正体がかれだとは後世になるまで知られなかった。
魔王の支配下にあるアングマールによって、リュダウアは姉妹国を裏切り、カルドランは滅びた。 指輪物語
長い戦いの歴史の中、ときにはアングマールが劣勢になることもあったが、1974年に魔王はアルセダインを急襲し、アルノールの国は完全に滅亡した。
しかしそこへ、リンドンのエルフの協力を得たゴンドールの王子エアルヌアが、遅すぎた救援部隊を率いて到着した。