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zhaohua9

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神奈川県沖の深さ1453メートル

 深海底にすむ微生物「古細菌」が、自分の体を作るのに死んだ仲間の体を使い回していることが、高野淑識(よしのり)・海洋研究開発機構研究員(地球化学)らの分析で分かった。エネルギー源の乏しい深海底ならではのエコライフで、有害物質の分解にも応用できる成果という。7日付の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(電子版)に掲載された。

 古細菌は、熱水の噴出口など他の生物が生きられない特殊な環境に生息したり、牛の胃の中などでメタンガスを作る種類が知られている。深海に多く、その量は地球全体で10億トンと推定されている。神奈川県沖の深さ1453メートルの海底に無人潜水艇で培養装置を設置。放射性物質で目印を付けたブドウ糖を「餌」として与えて405日間調べた。

 その結果、古細菌の細胞膜から目印は見つからず「餌」を細胞膜作りに使っていないことが判明。代わりに仲間の死骸(しがい)の細胞膜を流用していることが分かった。

 多くの生き物は、細胞膜のような分子量の大きな物質は細胞膜を通過できず、酵素などで一度分解・吸収し、細胞内で再合成している。古細菌がどのような仕組みで巨大物質を取り込むのかは不明だが、分解力が強い酵素が必要になる。高野研究員は「(ホルモンの作用を乱す)ノニルフェノールなど人工有害物質の分解に役立てることができるのではないか」と話す。

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