zhaohua9
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ベネズエラ西部の別々の地域で2つのサーベルタイガーの歯を発掘したときに、シミターキャットの化石もこの国にあるにちがいないと推測された。シミターキャットは、現代のライオンとほぼ同じ大きさで、氷河期の北米に生存していたあまり知られていないタイプの剣歯を有するネコである。シミターキャットは、サーベルタイガーよりも短いノコギリ状の歯を使って、マンモスなどの獲物を倒していた。 スミロドン
シミターキャットの頭蓋骨を見る限り、想像していたよりも顔が短いと言う。また、このシミターキャットの頸筋と頭部の接合部を見ると、より頑強な首と動きやすい頭を持っていたことが想像される。さらに今回の化石では、シミターキャットの神経の穴は4つではなく、3つしかないことも確認された。神経の穴が少ないのは、おそらく破損したかもしくはアスファルトで埋まってしまったのだろうとリンコン氏は言うが、それでもこの新たな発見に彼の興奮は収まらない。
リンコン氏は、これらの動物の食習慣と運動性を調査し、彼らの集団社会についてもさらに研究を行うつもりだ。化石の骨に含まれる同位元素を分析することで、これらの動物の食生活がおおよそ分かる。例えば、どのネコは狩りができて、どのネコが身体的な障害のために狩りができなかったのかなどが判断できる。リンコン氏によると、歯がひどく浸食している場合、そのネコは狩りができずに、一族に頼るしかなかったのではないかと言う。食生活や歯の浸食などを手掛かりとして現代のトラの社会と比較すると、古代のシミターキャットの集団行動が明らかになるかもしれない。 頭蓋骨
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氷河期時代の巨大肉食獣サーベルタイガーの近縁種とされる、古代のシミターキャットの化石がベネズエラ東部のタール坑で発見された。この獰猛なハンターは、いまから180万年をさかのぼる前期更新世に生存した、33種を超える古代動物の化石と一緒に発見された。
友人に教える
シミターキャットとその近縁種はこれまで南アメリカでは発見されておらず、今回の発見ではシミターキャット6頭のアゴと1頭の頭蓋骨と共に、バクの一種や、クモザルの歯、アルマジロの近縁である2種類のグリプトドンの化石も見つかっている。
現場の主任調査員で、国立ベネズエラ科学研究院の古代生物学者でもあるアスカニオ・リンコン氏は、2006年に見つかった標本が前期更新世における生態学と動物行動学を見直すきっかけになることを期待している。今回の発見によって、2~300万年前に北アメリカ大陸と南アメリカ大陸が陸続きになったときに起こった両大陸間の動植物の移動についても明らかになるかもしれない。 剣歯虎
リンコン氏によれば、タール坑は、地圧によって油が断層線や多孔質岩を通って地中から地表に押し上げられたときに形成されるという。雨季にはそこに水が溜まり、植物が根を張ると、それをエサとする動物が現れる。さらに、それを捕食する動物が現れ、次々とタール坑にはまり死んでいく。古代のタール坑付近の環境は、おそらく現代と同じように熱帯サバンナで木々が点在する環境であったとリンコン氏は言う。現場で発見されたアヒルとアオサギの化石は水辺が近くにあったことを、古代のウマとラマの化石は平野が存在したことを示唆している。 頭蓋骨

口蹄疫(こうていえき)のため、5月17日から閉園していた宮崎市の市フェニックス自然動物園が8日から営業を再開する。この3カ月間、職員たちは防疫に細心の注意を払い、園に届く励ましのメールや手紙が心の支えだった。夏休みに入り、動物たちとの再会を待ちわびる子どもたち。飼育員たちは再開へ向け、最後の準備に追われている。
「こんなに長くお客さんが来ないのは動物にとっても初めて。開園したら『元気だった?』と声をかけてやってください」と飼育課主任の甲斐のぞみさん。閉園後、ミーアキャットは見張り台に上らなくなり、子供たちが通りかかると物陰から出てきたトラやライオンもじっと横たわる時間が増えたという。
園内にはキリン、ヤギ、ブタ、シカなど口蹄疫に感染する恐れがある偶蹄(ぐうてい)類14種約140頭がいる。4月20日、口蹄疫の1例目が確認されて以来、園は防疫に万全を尽くした。しかし、年間30万人が訪れる行楽スポット。いつ感染するか分からない。ついに閉園を決断した。
あれから約3カ月。約20人の飼育員は、外部の人と接触するたびに、多い日で1日4回も服を着替えた。
「100倍に薄めた酢でうがいしてマスクをする」「餌の野菜を加熱処理する」。全員で案を出し合い、ノートに記した防疫対策は日ごとに増えた。
「生きた自然学習の機会を提供するのが私たちの仕事。とにかく感染を出してはいけない、の一心でした」と甲斐さん。
影響は私生活にも及んだ。プライベートでも人との接触を避け、買い物も人が少ない夜遅くにスーパーに行った。休日も家でじっと過ごした。
支えは子どもたちやファンからの手紙やメールだった。3月末に生まれ、一時衰弱していたライオンの赤ちゃん2頭を気遣い、「大きくなりましたか? 口蹄疫に負けないで頑張って」と心配する子どもからの手紙も届いた。「元気ですよ」と飼育担当が赤ちゃんライオンの写真を添えて返送した。7月27日、非常事態宣言が解除され、再開の日が決まると次々にお祝いのメールが届いた。
出口智久園長は「何とか再開することができそう。7月末にチンパンジーの赤ちゃんも生まれたので、皆さんに可愛がってほしい」と話している。

民主党の海江田万里衆院財務金融委員長(61)が、9月の党代表選に出馬したいとの意向を小沢一郎前幹事長、鳩山由紀夫前首相の両サイドに伝えていたことが6日、明らかになった。海江田氏は6月の代表選で小沢氏側近から出馬を打診された経緯がある。今回の代表選に海江田氏が立候補すれば、再選を目指す菅直人首相(党代表)の有力な対抗馬になりそうだ。
海江田氏は衆院当選5回(東京1区)で鳩山グループ。元経済評論家の政策通で知られ、小沢執行部時代には党選対委員長代理を務めるなど、小沢氏からも信頼されている。
複数の小沢、鳩山両グループ関係者によると、海江田氏は4日、都内のホテルで小沢氏に近い議員らと会談。「自分は還暦を過ぎた。勝負するなら今だと思っている」などと伝えた。複数の鳩山グループ幹部にも「代表選に意欲がある」と語っている。
海江田氏は6日、記者団に「応援してくれる人もいるので、意見を聞いて、最後は自分で決める」と語った。海江田氏は近く鳩山氏と会談し、協議する。
一方、鳩山グループに属し、自身の勉強会を2日に結成した小沢鋭仁環境相(56)は6日、都内で記者団に「(自身の出馬は)限りなく百パーセントに近く、ない。ただ、一寸先は闇なので、いろいろあり得るかもしれない」と述べ、出馬に否定的な考えを示した。

お盆前の休みに入った7日、高速道路では早くも帰省ラッシュが始まった。午前10時半現在、中央自動車道下り線の相模湖インターチェンジ(IC、相模原市)で41キロの渋滞が発生。高速道路の無料化社会実験と「土日上限1000円」の影響で車の交通量が増加し、高速道路各社はお盆期間中、渋滞発生回数は過去最多になると予想している。
日本道路交通情報センターによると、他に渋滞が激しいのは、いずれも下りで、関越道東松山IC(埼玉県東松山市)の37キロ▽東北道岩舟ジャンクション(JCT、栃木県岩舟町)の21キロ▽東北道加須IC(埼玉県加須市)の19キロ▽東名大和トンネル(神奈川県大和市)の18キロ--など。
高速道路各社はお盆期間中(5~18日)の10キロ以上の渋滞を過去最多の596回と予測。下りのピークは12~15日、上りは13~16日で、来週末の14~15日は渋滞がより激しくなる見通し。
空の便では、国際線の出国ピークを迎え、全日空、日本航空ともにほぼ満席となったが、国内は、新幹線も含め目立った混雑はないという。
高速道路は6月から全国37路線50区間で高速無料化の社会実験が始まり、7月の3連休の交通量が全国平均で実験開始前の2倍。このため、国土交通省は昨年のお盆期間中には平日も適用された料金上限1000円割引(ETC搭載普通車対象)について、今年の8月は通常月と同じ土日限定で実施している。
無料化されている中央道・大月JCT(山梨県)-東富士五湖道路・須走IC(静岡県)に近いレジャー施設「富士急ハイランド」(山梨県富士吉田市)の担当者は「高速道路料金を昨年3月に土日1000円としたころから、お客さんの車に遠隔地のナンバーが増えた」と話す。ただ、来場者数は「例年並み」といい、「(無料化の影響で)高速道路が混雑して、お客さんに敬遠される恐れもある」と複雑な様子だった。
また、付近にあるリゾート地・山中湖畔のホテル担当者も「8月は繁忙期なので土日も予約はそれなりに入っているが、今年が特に多いわけではない」と話した。