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ポール・アンダーソンはいつもそんな

エイリアン vs プレデター」2大悪役・エイリアンとプレデターの戦いをポール・アンダーソンがどう料理するか?

 おたくはうるさい。誰も気にしないような重箱の隅をつついてモンクを言う。そのレベル(?)の高さは実は普通の映画ファンの比じゃない、のかもしれない。ポール・アンダーソンはいつもそんな連中を相手に映画を作ってきた。そして、驚くべきことに常に彼らを納得させてきた。つまり彼はその道では、ある意味スゴい監督なのである。  そんなアンダーソンが今回、エイリアンとプレデターをバトルさせることになった。エイリアン vs プレデター プレデター ウォリアー 灰皿共通点といえば、宇宙最強で邪悪、人間の脅威、どちらも20世紀FOX映画出身という点ぐらい。彼らを一本の映画のなかでガチンコ勝負させ、しかも人間をからませなければいけない。もちろん、両者のおたくを納得させるだけでなく楽しませるとなると結構、ハードルは高い。  だが彼は、これをやってのけた。両者の特性を生かし、両者主演映画の重箱の隅を押さえ、ついでに「次が見たい!」と思わせるような伏線まで張ってくれた。たとえば、プレデターの武士道精神、エイリアンの無差別的恐怖、ビショップ・ウェイランド=ランス・ヘンリクセンというネーミングとキャスティング、いつの間にか戦うヒロインになってしまう無名女優(こちらは黒人)、限られた空間と限られた時間が生み出す恐怖、そして暗すぎる映像……オリジナルとの符合がちりばめられ、そのつどニヤリ。一部の人間にとっては夢ともいえる〈AVP〉バトルがあり、主人公はあくまで彼ら。モンスター映画の鉄則も守っている。アンダーソンがゲームおたくなので、ゲーム色が強くなりすぎたものの、それには目をつぶろう。エイリアンが弱すぎるし、先が読めやすい等の不満もあるが、それもまあいい。と、ついつい点数が甘くなってしまうのも、オリジナルへの愛情と敬意を感じさせるから。アンダーソンがおたくに愛される理由は、実はここに集約されている。

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