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V for Vendetta

これは、近未来を描いた政治的な人間ドラマじゃないでしょうか。
アクションもあるけれど政治的な背景や、人間関係のほうにウェイトがある作品です。
独裁者とは何か?
ファシズム独裁政治を倒すために必要なことは?
“V”のようなテロは認められるのか?
国民が求めるヒーローとは?
そして、“血の復讐”(ヴェンデッタ)にかられた“V”と名のる仮面の男の正体は・・・?
これを観る前にはまず・・・
ガイ・フォークス・デー
なるイギリスの歴史を知っておくほうが分かりやすいでしょう。
私は、もちろん、知りませんでした・・・ちーっとも。。。
鑑賞前にそれだけは他のブロガーさんのレビューで予習して行きました。
ガイ・フォークス・デーとは・・・
1605年、カトリック教徒のガイたちが、プロテスタント政権に不満を持ち、国王(ジェームス1世)の暗殺を狙って国会議事堂を爆破しようとした。
その日が11月5日。
しかし、その計画は事前に発覚され未遂に終る。
ガイ・フォークスらは翌年処刑された。
イギリスでは、この日を記念して、花火を上げ、大きなかがり火をたいて、ガイ・フォークスの人形を作って焼く行事がある。
イギリスではハロウィンよりメジャーな行事なのだそうだ。
と、ここまでを頭に入れておいて、ご鑑賞ください。
本作はもともとイギリス人のデイビット・ロイドが1981年から連載したコミックで、その原作を気に入った『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が脚本を書き、ジェームス・マクティーグ監督ら『マトリックス』のスタッフが製作に参加したというものだ。
ちなみに私は『マトリックス』の1作目でお腹がいっぱいになってリタイアしたので、後の続編は観ていません。
そんな私でも、本作はとても観やすい仕上がりでした。
ラスト近くでの、“V”の華麗なるナイフさばきなどを見ると『マトリックス』を彷彿とさせてくれます。
近未来の話しなのだが、その頃にはアメリカが起こした第三次世界大戦で、アメリカは敗北し、イギリスの植民地となってしまっている。
大国頼みで進んできた我が国は、その頃どうなっているんだろう・・・?
所々にゲーテやシェイクスピアなどの言葉をちりばめたり、チャイコフスキーの調べに乗せて、とつぜん裁判所を爆破してしまうこの“V”なる男。
仮面の表情がコミック的で、頬はピンクで笑っているのが憎めない。
エプロン姿で料理もする・・・いわゆる“キモかわいい”なのだ
この仮面は最後まで外される事はないが、仮面の向こうの顔はこの人↑『マトリックス』3部作でエージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービング。
そして本作で、見事なヒロイン役イヴィーを演じたのはナタリー・ポートンマン。
実生活では名門ハーバード大学を卒業した才媛!
まさしく第二のジョディー・フォスター!
彼女はイスラエル出身。 映画仮面
その彼女にとってテロや暴力は遠い世界の出来事ではないのでしょう。
劇中スキンヘッドになるシーンでは、自分の髪をそり落とすという意気込みだった。
もう一人の立て役者がこの人スティーブン・レイ(右側)。
“V”を追う警部の役が似合う!
その姿には「太陽にほえろ!」の“山さん”を思い出させる風貌がある。
地味だけど好きVフォーヴェンデッタ V for Vendetta 銅合金製仮面
狂った独裁者アダム・サドラー議長役は、あのジョン・ハート!
ちょっと神経質な顔が邪悪に歪む表情なんて、ほ~んとに良いねぇ!
圧巻は200時間かけて並べられたという2万2000個のドミノ
途中、何回倒れてやり直したんだろう?
もの凄く面白い・・・というわけでもないけれど、なぜか最後までグイグイ引きこまれていく映画である。
私はこのVなる男は・・・民衆を自由へと解放した
“救世主”だと思いたい・・・。

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