zhaohua9
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こりゃ、本物だ! 日本ハム・中田翔内野手(21)が8日、楽天17回戦(札幌ドーム)の八回、田中将大投手(21)から自身初の4試合連続本塁打となる8号ソロを左翼席に運んだ。試合は1-7とワンサイドで敗れたがここ11戦8発のハイペースぶり。完封で2年連続2けた勝利を狙っていたマー君も「最後に打たれて悔しいッス」と舌を巻いた。“田中Vs中田”、今後は名勝負に発展する予感だ。
燃える闘志を静かな表情で隠しながら、中田は狙っていた。0-7の八回無死。カウント1-1。田中の3球目の141キロ内角ツーシームを体を開いて強振。次の瞬間、ライナーが左翼席に突き刺さった。
張本勲、大杉勝男の22歳シーズンを抜き、清原和博の21歳シーズンのリーグ記録に並ぶ4試合連続弾。その8号ソロの余韻にひたりながら、若き大砲が満面の笑みで三塁ベンチへ凱旋だ。
「打った瞬間、入ったと思った。速い球が来るかと思って狙ってました。甲子園で対戦したときから注目されていた投手から打ててうれしい」
田中からの一撃に表情も崩れっぱなしだ。
公式戦初対戦となった二回、2球続けて内角を攻められた後に外角スライダーとフォークを決められ三振。五回の第2打席も外角高めのスライダーにタイミングが合わず一飛。だが、この2打席の凡退が中田に“確信”を与えていた。
「1打席目は思ったより変化球が多かった。2打席目も変化球。だから3打席目では雰囲気的に速いボールでねじ伏せに来ると思っていました」
この会心弾で、ここ11戦8本塁打と量産ペースはさらに加速。うち7本が第3打席でのアーチ。序盤での対戦で得たデータと経験をフィードバックさせた“天性の読み”が生んだ一撃だった。 Tirion Fordring がAshbringerとFrostmourne融合した!Ashmourne誕生!?
田中Vs中田。過去に2度対戦があった。05年8月19日、大阪桐蔭高1年で出場した夏の甲子園で、駒大苫小牧高の2年生エースだった田中から中前打を放っている。プロ入り後は、新人だった08年2月24日、沖縄・名護での練習試合で対戦し、三振、四球と歯が立たなかった。その借りを返す、豪快な一撃に試合後は、田中も舌を巻いた。
「本塁打? いけると思ったけど狙われました。開いて打ってましたからね。内角でぶつけてもいいくらいに行ったけど最後に打たれた。悔しいッス」と苦笑いだ。
4万280人を熱狂させた2人の初対決。日本中を沸かせた名勝負といえば、昭和の“長嶋Vs村山”、平成の“清原Vs野茂”、“イチローVs松坂”など球史に輝くが、“田中Vs中田”も見逃せない対決となるはずだ。
「すごい投手とやらせてもらうことは勉強になります」。あくまで謙虚な中田だが、もちろんファンの期待に応えてくれるはずだ。